自分で自分に施術をするシリーズ、今回は美顔美肌(シミ)・アトピー その1です
写真説明の前に、私のヒストリーを紹介しますので少々お時間ください
前回は指荒れ、爪変形でした 「仕事柄使用してた薬」と「その荒れに対して使用してた薬」の染み込みによる沈着が、退社後何年経っても影響を及ぼす証明ができたと思います それだけ外用剤・外用薬・外用液というものは、肌が敏感な人にとっては注意せねばならない代物なのです
元々アトピー持ちの私、指に塗るくらいだから、当然体の発疹などが出れば塗っていたわけです で、同じく長年塗り続けてました
ところで、塗った薬の成分ってその先どうなると思います?ココが重要なんです
答えをいうと、ある程度は自然に吸収・分解されますが、塗り過ぎると吸収・分解されにくくなるんです これを知らずに塗り続けるとどういうことが起きるか…吸収・分解されないのだから「沈着」を起こすのです この沈着そのものが刺激物と認識されて、間の悪いことに忘れた頃に、新たなかゆみという悪さを始めるのです
ということは塗り過ぎなければいいんですよね?となりますが、では塗り過ぎの線引きってどこなんでしょう?
正解は私にもわかりません その人その人によっても違うから なので専門医であるかかりつけの皮膚科医に相談するしかありません ですが、お医者さんもわかりかねるんではないでしょうか
私もよく言われました 「また1ヶ月後に様子を見せに来てください」と それで皮膚の状況を診ては新しい薬に変更したり、あるいは今の量を多めに塗るよう指導されました だから指導されたとおりにしてました このやり取りはおそらく多くの所で同じだと思われます こうなると患者さん側もわからなくなるでしょう
患者さん側とすれば、一度でも効きの良さを感じ取ったものは、当面それを信用して使い続けます 良くなれば塗るのを様子見るけど、良くならなければ塗り続けます でもってそのうち効きが悪くなれば、余分に塗ったらどうだろう、となるのは自然の理だと思うのです
そして効果が表れるまで塗り続ける しかし、人間自体にも薬への耐性というものが出来てしまうので、段々と効果は薄れてゆきます でもそんなこと患者さんにはわかりません 一度でも良さを実感してしまったが最後、塗り続けてしまうものではないでしょうか
当時の私はまさにこれを繰り返してました この結果が30代になってからの新たなかゆみの出現と、治りの悪さです すでに治療家として開業してましたが、さすがにこれはおかしいと気付きました
なら自分で自分のアトピーを治せないものだろうか、と思い始めました それまでたくさんのセミナー・勉強会に行ってましたが、何か足りないというか、もっとこう、大まかな一つのやり方で、全部の症状を改善できないものだろうか、との想いがあって始めてみたのです
取り組みは2008年(平成20年)です たった一人で、ゼロから始めました
目標はどんな症状にも対応できる施術作り(まずは自分のアトピーを克服したい)思いついた手技を自らの体に施し観察、変化を毎日記録、効いてるのか効いてないのかをその都度考察、試行錯誤と紆余曲折を経て、ようやく開発できました
いつかビフォーアフターに使おうと自分自身の写真を撮っておきました 取り組み当初に撮ったものもあれば、途中から気付いて撮ったものまで色々です 今回は途中から撮ったものを掲載します 2015年撮影です
アトピー患者って顔もかゆくなります かけば皮膚は弱くなり薬を塗る いっとき効くけどそのうちまたかゆくなる 塗る 良くなる またかゆくなる 塗る 恐ろしいのは、塗った状態で外に出て紫外線を浴びてしまうこと 薬の成分が、知らず知らずのうちに沈着現象を起こします 黒ずみの元となります 顔はただでさえ黒ずみの元に成りやすいのに、薬の成分で人より余計に黒ずむのです 心が落ち込みました
↓左顔:2015年4/4撮影
白い線で囲った枠内が主に沈着を起こした部位 まぶた、涙袋、目じりから頬 特に目じりが残りやすい
↓左顔:2018年5/24撮影
白くなってるのがおわかりでしょうか 3年かけてこうなったというか、’18年に入って一気にきました
↓右顔:2015年4/4撮影
目じり~涙袋の下~頬にかけて黒ずむ 丹念に皮膚外用剤を塗りこんで、紫外線を浴びたらこうなります
↓2018年5/24撮影
右も一気にきました ベースは出来てたのであとは応用を加えることで、スピーディーに改善されました
さらにここ半年で応用改良したことより、また改善された気がしてます それはいずれ追って報告します
皮膚荒れ・肌荒れのおさらい:かゆくなる→皮膚が荒れる→薬を塗る→ある時期安定する→ほどなくまたかゆくなる→薬を塗る→安定する→頃合いを見てまたかゆみくなる・又は発疹などが出る→薬を塗る→しかし効くときもあるけど、効かない時も出てくる→おかしいなと思いつつまた塗る→不思議なことに効きがあまり出なくなる→でも信じて塗る→かゆみが引かない、余計かゆくなった気がする→でも信じて塗る→とうとう効かなくなってくる→かゆみがひどくなる・・・悪循環のサイクル
表面的措置はもちろん大事です しかし、代謝を上げて体質を根本から換えることで、じつは良くなっちゃうんです しかもノーリスクで 皆さんならどちらがいいですか?
※勘違いなさらないでください 患者さんの顔には一切触れません 顔に手技は施しません あくまでも体全体への整体で改善されるのです ご自宅の洗顔時や、入浴後のスキンケア時に顔面マッサージをしてみてください 少しずつ古い角質が剥がれて来ると思います ただし、あまりゴシゴシこすらないよう注意してください